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家づくりコラム

2020.06.20

家の構造ってどう選べばいいの?種類と特徴をまとめました

みなさんこんにちは。山口県の注文住宅ハウスビルダー、ファーストホームです。


お家の構造は大きく分けると「木造」「鉄構造」「鉄筋コンクリート造」の3つに分類されますが、 それぞれどのような特徴があるかご存じですか?


「木造は安いけど耐震性は低い」
「鉄筋コンクリート造は高いけど丈夫」
「鉄骨造は木造と鉄筋コンクリート造の中間ぐらい」


など、なんとなくのイメージはあると思います。
実は!細かいことを含めると、それぞれ特徴がたくさんあります!

今回は、そんなお家の種類別の特徴をまとめました。
ぜひお家選びの参考にされてください!



【木造住宅の特徴】


木造軸組工法(在来工法)の特徴


木造住宅の構造には2種類あり、そのうちの一つが木造軸組工法です。日本では昔から使われてきた伝統的な構造のため、「在来工法」とも呼ばれています。木の柱と梁で基本的な骨組みを行い、壁部分に“筋交い(すじかい)”と呼ばれる柱と柱の間に斜めに木材を設置することにより、地震等の横からの荷重に耐える構造になっています。


・自由度が高い
この工法の一番の特徴は、何といっても間取りの自由度が高いことです。 柱の位置や長さを自由に決められる上、筋交いが入っている壁以外であれば窓や扉などを自由に設置できます。また、狭い土地にも家が建てやすい構造でもあります。


・コストが安い
鉄骨や鉄筋コンクリートに比べると材料費が安く、比較的建築コストは安くなります。


・職人さんの技術に左右されやすい
間取りの自由度が高く、決まった規格が存在しないため、職人さんの技術が家の品質に反映されます。他の構造でも言えることですが、確かな技術を持っている職人さんにお願いするのが大切ですね。


・シロアリ被害にあう可能性がある
木材でてきているため、シロアリの被害にあう可能性があります。しっかりとシロアリ対策、定期的なメンテナンスが必要です。



2×4工法(木造枠組壁工法)の特徴


2インチ×4インチの均一サイズの角材を使うことから「2×4(ツーバイフォー)工法」と呼ばれます。角材と合板を接合して面になる木材を作り、それを組み合わせて箱状の空間を作る工法です。在来工法と違い、柱や梁を使わず、面となる壁で建物を支える構造となります。


・安定性が高い
柱ではなく “面”で建物を支えているので、在来工法に比べ安定性が高く、地震や台風などの災害に対し強い構造です。


・高気密、高断熱
前述の通り“面”で構成されているため、在来工法に比べ、外界からの影響を受けにくく、断熱性能を高めることができます。


・職人さんの技術に左右されにくい
決まった規格で作ることがほとんどのため、施工する職人さんの技術に左右されず、品質が安定しているという特徴があります。


・間取りの自由度が比較的低い
窓や扉を設置する際は、“面”の一部を切り取る形で設置します。そのため、在来工法と比べ大きな窓や扉を設置しづらいというデメリットがあります。


・コストが安い
鉄骨や鉄筋コンクリートに比べると材料費が安く、比較的建築コストは安くなります。



【鉄骨造住宅の特徴】


鉄の柱と梁で骨組みを行います。基本的な構造は木造軸組工法と同じです。木造軸組工法では、柱と柱の間に斜めに木材を設置するのを“筋交い(すじかい)”と呼びますが、鉄骨造住宅では“ブレース”という名称に変わります。


・大きな空間を作りやすい
鉄は木よりもしなやかで強度も高いので、木造に比べ柱の数が少なくて済みます。そのため、柱のない大きな空間や大きな窓を設置しやすくなります。


・品質が安定している
工場で鉄骨部材を組み立て生産することが多く、品質が安定しやすいというメリットがあります。

・断熱性能が低く、結露を起こしやすい
鉄は木に比べ、約300 倍も熱を通しやすいという性質があります。そのため、結露が発生しやすくなったり、断熱性能が低くなります。



【鉄筋コンクリート造(RC造)の特徴】


鉄筋(鉄でできた棒)を網目のように細かく組んで型枠を作り、そこにコンクリートを流し込むことで柱・梁・壁・床等を構成します。鉄筋は引っ張る力に強いですが、熱に弱い。コンクリートはその逆で、熱に強いが引っ張る力に弱い。お互いの短所を補った、非常に強固な造りが特徴です。


・大きな空間を作りやすい
鉄骨造と同じく、木造に比べ強度が高いので、柱の数が少なくて済みます。そのため、柱のない大きな空間や大きな窓を設置しやすくなります。


・耐久力、耐震性、耐火性に優れている
引っ張る力に強い鉄筋と、圧縮する力に強いコンクリートを組み合わせて造るため、耐久性や耐震性に優れています。また、コンクリートは火に強いため、耐火性も高いです。


・防音性能が高い
コンクリートを流し込んで壁を作るため、防音性能が高いです。ただし、窓が大きい建物の場合は、そこから音が入ってきますので、間取りには注意しましょう。


・コストが高く、工期が長い
コンクリートを使用するため、木造、鉄骨造に比べると建築費用は高くなり、工期も長いです。


・増改築や立て直しが少々困難
コンクリートの壁に穴を開けないといけないため、木造に比べて増改築が難しいです。立て直す際の解体費用なども高くつきます。



【まとめ】


いかがでしたか?
同じ木造でも工法によって違いが出たり、鉄骨は木造よりも意外と断熱性能が低かったりと、新しい発見があったのではないでしょうか?
ぜひお家選びの参考になれば幸いです。



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